2026/08/05 09:24

暑い日が続くと、
「身体がだるい」
「食欲がない」
「胃腸の調子がすっきりしない」
と感じることはありませんか?

夏の不調というと「夏バテ」という言葉で片付けがちですが、実は暑さによる身体への負担は、胃腸などの消化管にも影響することが分かっています。
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◆ 暑さは、身体の中にも負担をかける

暑い環境では、身体は体温を下げるために皮膚への血流を増やし、汗をかいて熱を逃がします。
一方で、発汗による脱水や血流の変化によって、消化管への血流が低下することがあります。

特に暑熱ストレスが強くなると、腸管の温度上昇や血流低下が、腸のバリア機能に影響する可能性が報告されています。また、暑熱ストレスと消化管の関係を調べた研究では、胃腸の不快感などとの関連も報告されています。

つまり、
暑い → 体温調節・発汗 → 脱水や血流変化 → 消化管にも負担
ということが起こり得るのです。
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◆ 「内臓疲労」という視点

「内臓疲労」は医学的な病名ではありません。
ここでは、暑さや脱水などによって胃腸を含む消化管に負担がかかっている状態を、分かりやすく表現しています。だからこそ夏は、

1)こまめな水分・電解質補給
2)食事のバランス
3)十分な睡眠
4)暑さを避けて身体を休める

といった基本的な対策が大切です。

逆に言えば、水分補給が不完全だった・食事のバランスが崩れた(脂っぽい、冷たいものばかり等)・十分な睡眠がとれなかった・暑い中動き続けた、という当日や翌日は熱中症になりやすいということでもあります。
また、その場では影響が出なくてもそういう日々を続ければ確実に熱中症リスクは上昇します。
なので、熱中症リスクは水分補給やミネラル補給の話だけでなく、身体の中の疲れも関係しているのかもしれないと考えてみてください。

※強い倦怠感、意識の変化、体温上昇、吐き気など、熱中症が疑われる症状がある場合は、自己判断せず速やかに医療機関等へ相談してください。
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◆ 参考文献

・Lambert GP. Intestinal barrier dysfunction, endotoxemia, and gastrointestinal symptoms during exercise-heat stress. Medicine and Sport Science. 2008.
・Snipe RMJ, et al. Nutritional considerations to counteract gastrointestinal permeability during exertional heat stress. Journal of Applied Physiology. 2021.