2025/07/01 13:02

「夏は痩せやすい」と思っていませんか?

実は――
「夏太り」に悩む人が毎年増えています。

暑さで汗もかいているし、食欲も少ない。
それでもなぜか「体が重い」「お腹周りがふっくらしてきた」そんな声、多く寄せられます。


今回は、その夏太りの原因と、誰でもできる撃退法3をご紹介します。



なぜ夏に太るのか?3つの盲点

1. 代謝が下がるのは夏!

実は人の基礎代謝は「寒い冬」に高まり、「暑い夏」には落ち込みます。

高温多湿な環境では、交感神経の働きが鈍くなり、エネルギー消費も低下しがち。

エアコンの効いた室内にいる時間が長い方は、ほとんどカロリーを消費できていないかもしれません。

また、暑い時にかく汗もほとんどカロリーを消費しませんので、思った以上にエネルギー過剰になりやすいのです。




2. 内臓が冷えて、消化・吸収の働きが低下

冷たい飲み物や食事を頻繁にとっていませんか?

内臓が冷えると、腸や胃の働きが鈍くなり、老廃物が排出されにくくなります。
その結果むくみや代謝の停滞が生じ、水太りのような体重増加につながるのです。




3. 食欲が落ちる=栄養バランスも崩れる

夏は「そうめんだけ」「アイスだけ」といった単品・冷たい系の食事が増えます。

その結果、筋肉の材料になるタンパク質や代謝を助けるビタミンが不足。
体脂肪は減らずに、筋肉が落ちて太りやすくなるという悪循環に陥りがちです。




・今日からできる「夏太り対策」3

1. 冷たい飲食を控えて温かい一品を加える

たとえば、そうめんだけで済ましそうなときは、
・温かい味噌汁
・蒸し野菜のスープ
などを1品添えてみてください。

内臓を温めることで消化力と代謝が回復します。




2. 朝一番のストレッチで代謝スイッチON

交感神経は朝に活動が高まります。
軽く体を動かして、汗ばむ程度のストレッチをすると代謝と体温調整力が向上

背伸び・スクワット・肩回しなどの動きを5分程度するだけでもOKです!




3. ミネラル補給で「質の良い汗」をかく体に

汗で流れ出るのは水分だけではありません。
ナトリウム・カリウム・マグネシウムなど電解質の不足は、疲労感やむくみの原因に。

水分補給には
・麦茶+塩
・スポーツドリンクを適量
・味噌汁などの塩分摂取

などをうまく取り入れましょう。




・まとめ:夏太りは対策すれば、秋に差が出る

夏の体重増加は、見た目以上に「体内環境の乱れ」を意味します。

放置すると、
・秋~冬に一気に太る
・冷えや便秘、疲れやすさが残る
・免疫力の低下
など、後々まで影響することも。

逆に言えば、今ケアしておけば「夏太り」を防ぐだけでなく、秋冬の不調予防にもつながります。




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参考資料》

  • 厚生労働省「健康づくりのための運動指針2023
  • 日本臨床栄養学会「夏の食生活と代謝の変化」
  • J-STAGE「季節によるエネルギー消費と自律神経の関連」