2024/12/18 15:23

皆さん、健康診断には行かれてますか?
健康診断に行くと血圧や血液検査など健康に必要な情報を教えてもらえます。
今回はその中でも”中性脂肪”の話題について。

よく中性脂肪が低くて安心される方がいらっしゃいます。
もちろん高いと動脈硬化、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の原因になるため良くないのですが、低くても良くありません。
というのも、この中性脂肪には脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)や必須脂肪酸の吸収という大きな役割があるからです。
これらが不足すると免疫力の低下や、抜け毛、肌荒れなどの皮膚トラブルが懸念されます。
ですので、摂取量としては十分でも体質的にビタミン不足が発生する可能性があるということです。


ではどうするか?
脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)は多少の脂肪とともに摂取すると吸収が良くなるとされています。
※多すぎる脂肪とともに摂取することには否定的な論文も散見されます。
中性脂肪が標準値であればそこまで意識する必要はありませんので、体質に合わせて吸収しやすい状態で摂取するのが良いと思います。

結局のところ、ビタミンが足りない!というのは体質によって上下しやすいということです。
単純にサプリメントを使おう、というのに否定的な意見が世の中にあるのはこういう側面もありそうです。
必要な時に、必要な分だけ、必要量が摂れるようにしたいところですね。